小1の壁で不安な朝をどう乗り越える?ファミサポを活用して解決した話

                   
小1の壁、特に朝の支度は大変です。ファミサポを活用した事例をご紹介します。
※写真はすべてイメージです

小学校に入学すると、朝の支度も保育園の時と比べて大きく変わります。小1の壁における朝の対策は大きな課題のひとつでしょう。今回はそんな小1の壁でよく話題に上がる朝の時間をファミリーサポートを活用して乗り越えた話をご紹介します。

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小学校入学のタイミングで立ちはだかった、学童への送迎という課題

ワーママにとって学童への送迎は大きな課題でした。

Nさん(30代・子供2人)
私は30代、東京都在住です。一般企業で経理事務として働いており、7歳と5歳の男の子がいます。雇用形態は正社員で9時から18時まで働いていましたが、長男が小学校へ入学にあたり、小1の壁が立ちはだかりました。ここからは小1の壁で特に悩んだ朝の乗り越え方を紹介します。

2人目の子供を産んで育休から職場復帰した際は、「ようやく仕事ができる」とうれしく感じました。産休前は経理事務補佐という役割でしたが、復帰してからは主の経理事務として色々な仕事を任せてもらえるようになり、会社の期待に応えようと必死だったと思います。保育所に預けた子供のお迎えに少し遅れてしまうこともありましたが、比較的時間の融通がきく保育所だったのが救われました。私が存分に仕事ができたのも、優しい先生たちの好意があったからこそです。

ただ長男の小学校入学が間近になる頃、小1の壁が立ちはだかりました。もちろん学童に入れる事は考えていましたが、朝に子供を迎え入れる時間は8時半からと厳しい時間帯でした。というのも私の勤務時間は9時からで、始業時間から逆算すると8時半に子供を学童まで連れていってから出勤ではとても間に合わないからです。子供が学童に行く時は大人が同伴という規則もあり、どう考えても私が勤務時間をずらすしか方法はありません。そこでまずは会社に相談してみる事にしました。

始業時間の調整は認めてもらえなかった

時短勤務を実現するために朝の始業時間を調整したいと相談しましたが、調整できず手詰まりに。

勤め先は社員思いのアットホームな会社で、子育て中の社員に対してのサポートも手厚いです。元より夕方に早く帰れる時短制度はあり、私も利用する予定にしていました。学童は閉所時間が18時と決まっており、17時以降に帰宅する場合は保護者のお迎えが必要になります。保育所の延長保育のようなサービスも無いため、17時には仕事を終わらせて帰宅しなければ間に合いません。学童について事情を説明したところ、夕方の時短制度に関しては快く認めてもらえました。

しかし、始業時間を遅らせる時短勤務を受け入れてもらうことはできませんでした。社長に直談判しましたが、朝は社員が全員そろって朝礼を行うのが昔からの決まりと言われたのです。古き良き時代の習慣をずっと続けているのが会社の魅力でもあるため、私もそれ以上は無理を言うことはできませんでした。そもそも夕方も早く帰宅させてもらう立場で、朝も遅く出勤となると虫が良すぎるのかもしれない。子育てをしながら働く以上、何かを犠牲にしなければならないと思い知らされた瞬間でした。

ファミリーサポートを活用して課題を解決

ファミリーサポート(ファミサポ)を活用して学童への送迎を解決しました。

子供の学校は集団登校になっており、7時50分に集合場所へ行けば、高学年の子達が学校まで一緒に行ってくれます。慣れない間は集合場所まで送っていき、そこから家に一度帰宅して会社に向かうため、時間の余裕はありません。かなり忙しい朝になりますが、それでも手を尽くしてギリギリ勤務時間には間に合わせられるとわかりました。

ただネックになっていたのは、子供が小学校に入学するまでの春休み期間です。貴重な有休を使おうかとも思いましたが、体の弱い次男は体調を崩すことも多く、いざという時のために残しておきたいと考えていました。そんな時に近所の方から「ファミリーサポートを利用してみては?」とアドバイスされました。民間学童を利用するよりも安く、1時間700円程度で利用できるのは魅力的に感じました。

とりあえず「集団登校が始まるまでの期間、朝に預かって8時半に学童に連れて行って欲しい」という条件で提供会員さんを探しました。すると3月後半、ある会員さんが「うちで良ければ」と手を挙げてくれたのです。息子と同じ小学校に通うお子さんがいる家庭で、話しやすい雰囲気の良い方でした。預かってもらえるだけでも助かりましたが、会員さんが良い人柄で一気に安心できたのを覚えています。

朝は5時に起きてタスクをこなす

小1の壁を突破するため朝5時から前倒しでタスクをこなします。

長男が小学校、次男が保育所と行き先が違うのは想像以上に大変でした。私は朝5時に起き、洗濯機を回している間に朝食と長男が学童で食べるお弁当を作ります。6時になったら子供たちを起こし、着替えと朝食を済ませるよう伝えてから自分の身支度をした後、洗濯物を干して出勤に備えます。

次男はグズグズしてなかなか思うように動いてくれない時もありますが、小学生になった長男が兄らしく見本を見せてくれるので助かりました。子供たちの準備が終われば7時10分頃に車に乗せ、まず次男を保育所、そして長男を会員さんの家へ送り届けます。

あまりの忙しさに倒れそうになりましたが、春休みの激動の1週間があったおかげで、入学後はとても楽に感じられました。次男を保育所へ連れていく間は長男を一人家に残すことになりますが、特に寂しいと感じない様子で、むしろ自分だけの自由時間を過ごせることが嬉しいようです。また集団登校の集合場所まで私もついていきますが、すぐに出勤できるようバッグも持参し、長男を送って行ったその足で駅に向かうようにしています。毎日同じような時間を過ごしていると無駄も見つけやすく、少しずつ上手く時間を使えるようになったと思います。

ファミサポなど便利なサービスは積極的に活用しよう

小1の壁対策として、ファミリーサポート(ファミサポ)など便利なサービスは積極的に活用していきましょう。

小1の壁にぶち当たり、私だけではどうしようもないと弱音を吐きそうになりましたが、いろいろと探してみると働くママをサポートしてくれる便利なサービスがたくさんあると知りました。ファミサポで知り合った提供会員さんには、夏休みなどの長期休みもお世話になっています。自分の仕事で子供に不自由な思いをさせていると考えた事もありますが、子供はそれなりに適応能力があり、楽しく小学校生活を送ってくれているので助かってます。

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