共働きの小学校受験!仕事と両立できる?ワーママのお受験体験談

                   
※写真はすべてイメージです

共働きのため子供を保育園に通わせている家庭は多いでしょう。小学校受験はこれまでは幼稚園に通う子供が多いイメージでしたが、最近は共働き家庭のお受験も増えつつあります。

ここでは、共働き家庭が小学校受験をする際に仕事と両立するコツや、ワーママのお受験体験談を紹介します。

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共働き家庭でも小学校受験はできる?

ひと昔前までは、保育園の子は小学校受験には不利だという噂もありましたが、今は決してそんなことはありません。共働き家庭が増えていることから、保育園から小学校受験に挑むケースも多くなっています。工夫次第では、保育園から第一志望の学校に合格させることも可能です。

共働き家庭が小学校受験をするメリット

中学受験を回避できる

中学受験は小学校受験より科目数が増え、難易度も上がります。そのため、小学校高学年から塾に通わせていないと、歯が立たないでしょう。その点、付属の小学校に通わせておけば、中学受験を回避できます。そのままエスカレーター式に大学まで進める場合もあります。

>>関連記事:中学受験で母親は仕事を辞めるべき?仕事と両立するには?ワーママの体験談を紹介

私立小はPTAを強制されない学校もある

公立小では必ずPTAに加入させられますが、私立小ではPTA活動のない学校も増えています。ただし「PTA」という名称ではないものの、同様の保護者団体があるケースもあるため注意が必要です。

完全にPTAがない小学校もあれば、強制参加のPTA組織があったり、参加できる人だけ任意で参加する組織があったりなど、学校によって大きく異なります。どうしてもPTAを回避したい場合は、志望校のPTA事情をしっかりチェックしましょう。

PTAは親の負担が多く、また面倒な役員の押し付け合いなど、保護者同士のトラブルにも発展しやすいものです。共働き家庭の場合、PTAのない私立小に通うのは長い目でみて賢い選択肢のひとつです。
>>関連記事:ワーママがPTAをやった体験談!役員決めや仕事内容はどんな感じ?

サポートの手厚い小学校生活を送れる

人気の高い私立小はそれだけ子供の教育体制が整っています。熱心で質の高い先生が多く、とくに少人数制の場合は先生の目が子供一人ひとりに行き届いています。加えて、施設のメンテナンスやセキュリティ対策にも力を入れているところが多いでしょう。

共働き家庭が小学校受験をするデメリット

お受験教室の送迎が大変

教室への送迎のために、定時で帰らないといけない場合もあります。家から近いなど通わせやすいところにするのも手ですが、一般的に志望校の近くにある教室のほうが耳寄りの情報をたくさん持っています。

宿題や家庭学習が親子の負担になる

子供の力を伸ばすためには、家庭でのフォローも大事です。5歳6歳の子供はまだ独学で理解ができないため、間違ったところも丁寧にわかりやすく説明してあげなくてはなりません。仕事から帰宅後や休日を家庭学習にあてるのは、共働き家庭の親の大きな負担になります。

平日にお受験関連の予定が多い

夏休みは毎日夏期講習が入ることもあります。仕事とどのように両立させるか、現実的な案を考えておかなければなりません。近くに住む親や兄弟姉妹、シッターに送迎を任せる人も多くいます。

ワーママが小学校受験と仕事を両立するコツ

スケジュール管理はツールを活用

5~7月の週末は私立小学校の説明会ラッシュが想定されます。日程のバッティングも起こり得るため、夫婦で分担して効率よく回りましょう。ツールのリマインダー機能も役に立ちます。

夫の協力は必須

ママだけで小学校受験と仕事を両立するのは負担が大きすぎます。夫婦のプロジェクトとして、夫にも参画してもらいましょう。夫婦で一枚岩になっているかという点も、小学校受験の願書や面接ではしっかりチェックされています。

シッターやファミサポなど頼れる人を確保

シッターやファミリーサポートを活用するのも手です。ただし、子供と相性のいいスタッフがすぐに見つかるとは限りません。前もって情報収集をしておきましょう。
>>関連記事:【ファミサポ】利用料金や登録方法は?実際にワーママが使ってみた体験談を紹介

家庭でできることと塾でできることをわける

共働き家庭はお受験教室であれもこれもやろうとすると、過密スケジュールになってしまいます。受験の前に、親子が過労で倒れてしまっては本末転倒です。子供の個性や資質などをみて、ストレスがかからないように配慮してあげることも必要です。家庭でフォローできることも精査しましょう。

家事は最低限でいいと割り切る

手を抜けるところは抜きましょう。また、時短家電や料理のデリバリー、家事代行サービスなどを使えば、家事の負担を大幅に軽減できます。

小学校受験をしたワーママの体験談

実際に小学校受験を成功させたワーママの体験談を紹介します。一体どのように仕事とお受験を両立させたのでしょうか。

塾に行かず家庭学習でお受験を乗り切った

我が家は家庭の方針で塾は通わせませんでした。オンラインや自学用教材での勉強が中心だったため、送迎などの負担もなく助かりました。

受験を意識してということは特別やってないのですが、予防接種を早めに行ったり、常に早寝早起きを意識する習慣をつけたりということに気を付けました。

子供のモチベーション管理としては、ご褒美制にして「ここまでやったらゲームをしていい」「遊びに行っていい」といったルールにしていました。我が子にはこの方法が効いたようで、ゲームや遊びに行きたいがために率先して勉強していました。

仕事の調整に関しては、幸い自分で日々の仕事量や勤務時間を調整できる環境だったので、ほとんど苦労しませんでした。一方で主人は調整が難しい職業であったため、ほとんどお受験にはノータッチでした。夫婦で受験に向けた面接の練習をする時間の確保が難しかったです。(東京都 保育園園長)

小学校受験は体力的にしんどかった

小学校受験と仕事の両立は、正直体力的にしんどかったです。やっぱり塾だけでは不安ですし、先生にも言われていたので家庭学習には私がついているようにしました。

仕事が休みの日もゆっくりできないし、掃除など休みの日に片付けたいことが溜まってしまい、かなりストレスでした。空いた時間にパパッと家事こなさなければならず、とにかくずっと動いていた感じです。

塾は平日に週2回通わせていました。そのうちの1回は絵画や体操のコースでした。塾で教えてくれることをちゃんといかせるように、家でも思いついたときに習ったことを言わせてみるなど、受験を意識させるように工夫していました。

子供のモチベーション維持が大変で、最初はやる気満々でもだんだんとモチベーションが下がってきてしまうんです。そういうときは子供が楽しみにしていることをご褒美にして、やる気を引き出させました。食べ物でつる作戦もかなり有効でしたね。

受験が近づくと平日に説明会があって、仕事の理解を得ることも必要になりました。幸い職場にお受験させた先輩ママがいて、話を通しやすかったので助かりました。最低限出るべき説明会に絞っておくと良いですよ。(神奈川県 金融事務)

家事代行に頼ってお受験に集中

本音は会社を辞めて子供の受験に専念したかったのですが、一度会社を辞めてしまうと再就職が難しくなるのではないかと不安で、仕事をしながら子供を支える選択をしました。会社の上司には、子供の受験があり残業が難しくなることを相談し、理解をもらえていました。

子供は平日週2回塾に通い、夜は子供の家庭学習のサポートをする日々。いつでも勉強に集中することができるように、3食バランスのとれた食事を作り、子供のモチベーションをあげるために、休みの日は子供が遊びに行きたいと言う場所へ連れて行きました。仕事と家事とお受験の両立でかなり疲れていましたが、メリハリが大切だと思ったので頑張りました。

しかし、だんだん疲れがたまってきて仕事でミスをするようになってしまったのです。このままではいけないと思い、家事代行サービスを利用することにしました。私が倒れてしまったら、子供の受験はうまくいかないと思ったので、子供の受験が終わるまでは掃除や料理はプロにお任せしようと思ったんです。

週に2回料理やお掃除に来てもらったのですが、精神的にも体力的にもすごく楽になりました。そのおかげで子供の小学校受験に集中できるようになり、無事合格することができました。(東京都 経理事務)

共働き家庭は選択と集中!小学校受験の成功のカギは効率化

子供が自主的に対策することが難しい小学校受験は、親の受験とも言えます。やるべきことが山のようにあり、途方に暮れてしまうかもしれませんが、必要なこととそうでないことを見極め、限られた時間を効率的に使いましょう。夫婦で協力すれば、共働きでも私立小学校の合格を目指せますよ。

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