シングルマザーとして働くとき、家庭と育児をひとりで両立するにはどのような働き方がよいのか迷ってしまう人は多いかもしれません。
ここではパート、派遣社員、正社員として働く際のそれぞれのメリットとデメリットを紹介するとともに、シングルマザーが正社員になるためのポイントや注意点を解説していきます。
もくじ
シングルマザーがパートで働く場合のメリット、デメリットを説明します。
パート勤務の最大のメリットは、時間の融通が利きやすいところです。たとえば、子供が熱を出して急に休まなければならないとき、正社員と比較をすると休みが取りやすいでしょう。
子供を実家に預けるのが難しい、子供と一緒に過ごす時間をより長くとりたいような人は、パートという働き方も悪くはありません。勤務時間が短いため、体力的負担を軽減させることもできるでしょう。
デメリットは給料面になります。正社員と同じ時間働いたとしても、同じ金額はもらえませんし、昇給する機会も少ないです。また、人が増えたり、お店が閑散期になったりするとシフトを減らされる可能性があるでしょう。収入があまり安定せず、低い水準になりがちなのがパートのネックになります。
シングルマザーが派遣社員で働いた場合のメリット、デメリットを説明します。
派遣社員もパート同様、ライフスタイルに合わせて働きやすい働き方です。定時で退社したい、週3日勤務にしたいなど、自分の希望を条件に仕事を探すことができるでしょう。仕事の内容は雇用の前に契約できっちり決められるため、働いてみたら想定の仕事とは違った、という事態にもなりにくいのが特徴です。契約外の仕事や残業をやる必要はありません。パートと比べると時給が高く、キャリアアップが図れる仕事が多いのも魅力です。
派遣社員のデメリットは3~6ヶ月毎に契約更新があることです。順調に契約更新していければよいですが、契約が切れた後、次の仕事がスムーズに見つからないときは収入に穴が空いてしまいます。時給制のため子供の行事や急病などで、休めば休むほど給料が減るのも困るポイントといえるでしょう。ただし、この点については有給休暇でカバーできることもあります。
シングルマザーが正社員で働いた場合のメリット、デメリットを説明します。
正社員のメリットは何といっても給料と雇用の安定性です。ボーナスをもらうチャンスもありますし、パートや派遣社員の何倍も稼ぐ人もいます。各種保険や福利厚生が適用されるのも見逃せません。
正社員は時間的制約が厳しく、責任のある忙しい仕事を任されることが多いため、体力的な負担が大きくなりがちです。労働環境の悪い会社に入社してしまうと、育児と仕事の両立がままならなくなってしまうでしょう。
シングルマザーが正社員として転職するための注意点について解説します。
シングルマザーが正社員として会社を探すとき、一番大事にしたいのは「長く働けるかどうか」です。シングルマザーは子供を育てながら働くため、働きやすい環境かどうかは徹底的にこだわったほうがよいでしょう。
給料や仕事内容だけに目がいくと、失敗のもとです。平均残業時間、休日出勤の頻度はもちろん、自宅から通いやすい場所にあるかどうかもチェックポイント。会社の社風や女性管理職への登用比率も調べておきたいところです。
シングルマザーは子供の関係で、突発的に休まなくてはならない場合がよくあります。そういった事情に理解が乏しい会社も多いため、注意しましょう。理解のある会社は時短勤務、育休、産休などを積極的に行っていることが多いもの。女性の採用率が高いかどうかも指針のひとつになるでしょう。
パート、派遣社員、正社員、それぞれメリット・デメリットがあります。どのような働き方をするかに正解はありませんが、自分自身の価値観やライフスタイルで選ぶとよいでしょう。
正社員として働きたいのなら、まずは転職活動にチャレンジしてみることをおすすめします。安定して長く勤めることができる会社にめぐり会えるとよいですね。
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