子育てをしながら仕事をしているワーママにとって、勤務時間の長さは非常に重要な問題です。子供の年齢や、通勤距離や保育園の延長保育の可否によっても変わってきますよね。
育休から復帰する際や、ワーママ生活に慣れてきたタイミングで、時短勤務にするかフルタイムにするか迷うママもいることでしょう。
ここでは、時短勤務のメリット・デメリットや時短からフルタイムに戻すタイミングについて解説します。 時短勤務とフルタイムどちらを選ぶか迷ったときのヒントにしてくださいね。
もくじ
時短勤務にすると、労働時間を1日6時間程度に短縮することができます。出勤時間を遅くしたり退社時間を早くしたりすることで、9時~16時、10時~17時といった短時間の勤務が可能ですよ。
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限られた時間のなかで家事と育児をこなさなければいけないので、時短勤務をすることでバタバタすることが減り、子供にゆとりを持って接することが可能になります。フルタイムより時間にゆとりができることで、仕事と育児の両立がしやすくなることが最大のメリットです。
それから、病院を利用する際の問題も見逃せません。子供がケガをしたり、皮膚病を患ったりして定期的な通院の必要がある場合、フルタイムだと仕事を休まなければ診察時間内に病院に行くのは困難です。その点、時短勤務なら仕事が終わってからでも子供を病院に連れていくことが可能になります。
時間的な余裕を持つことができる時短勤務ですが、もちろんデメリットもあります。
勤務時間が短くなるぶん給与がカットされるため、得られる賃金は確実に少なくなってしまいます。会社によっては、みなし残業分がまるまるカットされることで、産前の半分ほどの給料になってしまう人もいます。
子育てで何かとお金が必要な時期に収入が大きく減ってしまうのは厳しいという人も多いのではないでしょうか。
時短勤務で早めに仕事を切り上げて帰宅すると、同僚の目が気になるという人もいます。残務をフォローしてもるなど同僚の負担を増やしてしまうケースもあるだけに、心苦しく感じるという人もいるかもしれません。
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キャリアアップを目指している人にとっては、時短勤務をすることで出世から遠ざかる可能性があることもデメリットのひとつだといえます。
また、時短勤務だと責任のある仕事を任せてもらいにくかったり、昇給や昇進の対象にならなかったりするケースもあります。残念ながら、スキルアップ・キャリアアップともにフルタイムより遅れる可能性があることは否めません。
しかし、これはあくまで勤務時間に焦点を当てて評価した場合の話です。フルタイムを評価基準とするのではなく、時短勤務であっても成果を見て評価をしてもらえるよう、企業側も考え方を改革していく必要があるといえるでしょう。
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自治体によっては、時短勤務をしていると第2子以降の保育園入園の点数で不利になる場合があります。時短勤務であってもフルタイムの勤務時間(8時間)で点数をつけてもらえる自治体もあれば、時短勤務の実態通りの勤務時間(6時間、7時間など)で点数をつける自治体もあります。
近々第2子を検討しているのであれば、自治体の保育園入園に関する加点方法を確認しておきましょう。
時短勤務は「育児・介護休業法」で定められている労働者の権利です。多くの会社では、子育てを理由に時短勤務を選択できるのは、子供が3歳になる誕生日の前日までと定めています。会社によっては小学校入学まで、小学校卒業までなど、時短勤務の期間に余裕を持たせているケースもあります。
会社の規定よりも早いタイミングでフルタイムに戻す場合は、自分の健康状態や子育ての現状をよく見極めることが重要になってきます。
フルタイムにした場合、時短勤務のときよりもどうしても時間に余裕はなくなります。家事育児を今のまま行うことはできるのか、家事で手抜きをできるところはないか、フルタイムにした場合に子供コミュニケーションの時間を持つことはできるか、といったことをシミュレーションしてみましょう。
もう大丈夫だと思っていても実際にフルタイムで働いてみると予想以上に負担が大きかったなどということにもなりかねないため、家族や親族の協力が得られるかどうかも大きなポイントとなってきます。
また、フルタイムに戻した場合は、保育園で延長保育が必要になるかもしれません。延長保育では何時まで預かりが可能で、その際の料金はいくらなのかといったことも確認しておくと安心です。
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時短勤務がよいのかそれともフルタイムがよいのかという問題は、各家庭の事情によっても異なってくるため正解はありません。時短勤務のメリットとデメリットを考えたうえで、家族ともよく相談することが大切です。
迷うくらいなら一度フルタイムでやってみて、難しそうなら時短に変えてみるというのもひとつの手です。状況に応じて柔軟に考え、ベストな選択ができるとよいですね。
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