小学生の学童は保育園のように夜まで子供をあずけることができず、17時や18時に親が迎えに行くのが一般的です。
子供が小学生になりさまざまな環境の変化に対応するなかで、フルタイムで働くワーママは学童のお迎え問題に苦労する人は少なくありません。
今回は、民間学童や習い事を活用して、フルタイム勤務をしながら小1の壁を乗り越えたワーママの体験談をご紹介します。
Rさん(40代 子供1人)
夫、10歳の娘と3人暮らし。メーカー社員でフルタイム勤務。小1の壁を乗り越えるために公立学童から民間学童に転所。
もくじ
娘が小学校に入学してから生活スタイルが大きく変わり、家族全員が戸惑っていました。また、親同士の関わり方も小学校に入学してからは少し変わったと思います。
娘の通う小学校は授業参観や保護者会、PTA役員の集まりなどが頻繁にあるため、思ったよりも親同士が接する機会が多かったです。
学校行事やPTA役員は仕事を理由にできるだけパスしたいのですが、現実的にはなかなかそうも言ってはいられません。たびたび有給を取って学校行事や保護者会に参加していました。
そんな小1の壁で我が家が一番大変だったのが、学童のお迎え問題でした。共働きの我が家でも、娘のあずけ先について真剣に考えざるを得なくなりました。
小学校入学当初は、小学校の敷地内にある公立学童を利用していました。実際に利用を始めてから気付いたのは、娘の通う学童は18時までなので私が仕事で帰宅が遅くなったときに心配があるということでした。私が残業などをすると、家に帰宅するのが19時半を回ってしまうこともあります。
そうなると、6歳の娘を1時間以上ひとりで留守番させることになってしまいます。仕事が忙しい時期などは、近くに住む実母に来てもらって娘の世話を頼まざるをえなくなりました。
結局、小学校内の公立学童を半年ほど利用した後、別の民間学童を申し込むことにしました。
学習塾など企業が運営している民間学童は延長保育を申し込めることが多く、共働き家庭にとって非常にメリットが多いサービスです。家まで車で送迎までしてくれるところもあるので、学童保育からの行き帰りの安全を心配する人でも利用しやすいかもしれません。
我が家が利用した民間学童も送迎つきだったため、防犯面の心配がだいぶ減りました。英会話やプログラミングなど習い事のようなプログラムが用意されている点も魅力的でした。
娘も学校と違う環境で勉強をしたり、周囲の人とアクティビティに参加したりすることにだいぶ刺激を受けたようです。
料金は月額5万円。公立学童に比べると料金が高いのは確かですが、そのぶんサービスが充実している学童保育は、いろいろな面でメリットがあると感じました。
我が家の娘は1人っ子ということもあってか、とっても甘えん坊で内弁慶。早いうちからいろいろな人と接する機会を持つことは、社交性や社会性を養ううえでもプラスになるかもしれませんね。
小学校の3年生になってからは、民間学童以外に近くの音楽教室も利用するようになりました。学童保育を兼ねている音楽教室だったため、レッスンが終わった後も娘をあずかってもらえることが決め手になりました。娘も楽しみながら通っており、教室での友達も増えたようです。
レッスンの月謝もさほど高くないので、助かっています。私が帰るまでの時間を楽しく過ごしてくれていると思うと、親としても家で留守番させるより罪悪感がなく、気が楽です。
民間学童と学童付きの音楽教室を利用したおかげで、小学校に入学してからの生活の変化にスムーズに適応できたように思います。
「小1の壁」だなんてなんだか怖い…。一体どうなってしまうんだろう?と、私も最初は小1の壁をネガティブにとらえていました。ただ、小学校に入学して環境の変化があるのは、当然のこと。親以上に、子供は新しい環境で頑張っています。小学校で子供が日々成長していくことは、喜ぶべきことでもありますよね。
家庭と違ったところにも自分の居場所があれば、ママも安心して仕事に打ち込めるし、子供ものびのびと成長していけるのではないでしょうか。
必要に応じて民間学童や習い事などの便利なサービスを積極的に活用して、小1の壁をポジティブに乗り越えていけると良いですね。
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