【体験談】子供が学童を嫌がる!行きたがらない理由と対処法は?一年生二年生に多い学童拒否

                   
※写真はすべてイメージです

小学生になると、多くの共働き家庭の子供は放課後を学童で過ごすことになります。学童は共働き家庭にとっては切っても切り離せない、大事な場所ですよね。

学童があれば安全に放課後を過ごせるので一安心と思いきや、実際はそうはいかないことが多いもの。子供が学童に行くのを嫌がり、頭を悩ませているワーママはとても多いのです。子供を家でみられるなら家でみたいけれど、仕事があるし困ってしまいますよね。

ここでは、子供が学童を嫌がる理由と対処法について、全国のワーママに聞いた体験談をご紹介します。

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幼稚園との違いに戸惑い3日目で学童拒否

学童に通い始めて3日目にして、早くも学童を嫌がってしまう子も。入学式前の4月1日から子供は学童に通い始めることが多いので、突然の環境の変化に戸惑ってしまうことが多いようです。

【ワーママの体験談】
学童に入って3日目から行きたくないと言い出し、とても困りました。幼稚園の時から預かり保育を利用していたため、ほかのお友達より長く預かってもらうこと自体には慣れていると思っていたのですが、やっぱり幼稚園とは環境が大きく違ったようで…。
幼稚園のように先生が優しく世話してくれるわけでもなく、遊具やおもちゃで好きなだけ遊べるというような環境でもなかったため、子供は今までとは違うことに戸惑い拒否反応を示し、毎朝泣いて学童を嫌がるので本当に悩みました。
それを学童の指導員に相談したら、気にかけ声をかけてくれるようになったので、少しずつイヤイヤが解消されていきました。(静岡県)

小学校生活の疲れから学童を嫌がるように

小学生になるとこれまでのように遊び中心というわけにはいかず、毎日椅子に座って決まった時間に授業を受けなければいけません。大人だって座学が続くと疲れるもの。慣れない小学校生活に疲れて学童に行きたがらない子もいます。

【ワーママの体験談】
のびのびとした遊び中心の保育園に通っていたので、小学校入学後は勉強がメインの規律を重んじられる生活になってしまい、子供は学校生活だけでいっぱいいっぱいなようでした。小1で留守番させるのは不安だったので学童に入りましたが、子供は家で留守番したいと言い張り大変でした。
私は職場と相談してフレックスを活用し、しばらくのあいだは16時に学童に迎えにいけるよう仕事を調整しました。子供には「学童で2時間だけ頑張って」と励ましながら、小1の時は通ってもらいました。(東京都)

学童に友達がいないから行きたくない

長年一緒に過ごしたお友達がたくさんいる保育園から一変し、小学校は知らないお友達だらけの環境に。せっかくクラスでお友達ができたとしても、学童には仲の良い友達がいないということも。友達がいないことを理由に学童を嫌がる子は多いようです。

【ワーママの体験談】
仲の良い友達がいないから毎日学童に行くのは嫌だと言って大変でした。私が仕事を辞めれば子供にこんな気持ちにさせずにすむのに…とかなり悩みました。しかし子供の順応性はすごいもので、1学期が終わるころにはすっかり慣れて、何をあんなに悩んでいたんだろうという感じになりました。(大阪府)

【ワーママの体験談】
知っている友達がいないし、1年生は外遊びが禁止で学童がつまらなかったみたいで、入学間もないころから学童を嫌がるようになりました。1年生の秋冬になってようやく慣れてきたようで、学童で一緒に遊ぶ友達ができたようです。それでもいまだに学童を嫌がるときがあるので、会社の在宅勤務制度を活用し、週1日は放課後家でみるようにしています。(埼玉県)

放課後は学童以外のお友達と遊びたい

小学校に入学してクラスに仲良しのお友達が増えていくのは、親としても嬉しいものですよね。そんな小学校生活に慣れてくるころになると、学童以外のお友達と遊びたいことを理由に学童に行きたがらないケースが出てきます。

【ワーママの体験談】
学童の子と少し合わなかったようで、学童に行くのが嫌でたまらないようでした。本当はクラスで仲良くなった友達と放課後遊びたいようでしたが、学童に通わせるため子供に我慢をさせることになります。学童に通わせることで子供の人間関係の幅が狭くなっているのではないかと悩みました。
まだ小1で環境に慣れていないせいもあるのではと思い、いろいろなお友達と仲良くしてごらんと根気強く言っているうちに学童には慣れてきました。(東京都)

【ワーママの体験談】
入学前の春休みから学童に通っていたのですが、学童で仲の良い友達ができずに困りました。学童以外のお友達と遊びたいから学童には行きたくないと言われて、無理やり通わせるのも申し訳なくて本当に悩みました。
夫もふくめ子供と話し合い、なぜ学童に通わなくてはいけないのかをしっかり説明すると納得してくれて、学童でも仲の良い友達を作ってみると言ってくれて安心しました。(福岡県)

学童が退屈・つまらないから行きたくない

小学校1年生にもなると、自分のやりたい遊びや熱中している趣味が出てくるもの。毎日放課後を学童で過ごすことに物足りなさを感じ、つまらないから行きたくないと言う子もいるようです。

【ワーママの体験談】
小学校内にある学童保育に通っています。最初はお友達と遊んだり勉強したりしていましたが、そのうち退屈になってきたようで「学童をやめたい」と言うようになりました。
子供ひとりだけで家に長時間留守番させるわけにもいかないので、どうしても帰りたがるときは学童を16時半に出る友達と一緒に帰らせるようにしています。子供が帰宅して1時間以内に私が帰るという感じです。
学童を休ませるのは難しくても、たまに早く帰らせると子供はリフレッシュできるようです。(青森県)

家に帰るお友達が羨ましくて学童が嫌

最初は保育園の延長線のような感じで抵抗なく学童に通っていた子も、次第にほかのお友達と自分を比べるようになり、「どうして自分だけ学童に行かなければいけないの?」と思うことがあるようです。

【ワーママの体験談】
最初は子供も学童で遊べることを喜んでいましたが、5月の連休明けくらいから放課後すぐ帰宅できるお友達が羨ましくて、学童に行きたくないとぐずぐず言うようになり困りました。毎日「週末思いっきり遊びにいこうね」と言い聞かせ、なんとか学童に行かせていました。
学童に預けていると、平日外で遊ぶ機会が少ないので、鉄棒や縄跳びなどまわりのお友達よりできるようになるのが遅かったように思います。でも、学童は学童で違うクラスや違う学年のお友達ができるという利点もありましたよ。(兵庫県)

二年生になったら急に学童を嫌がるように

1年生のときはなんとか通っていたものの、2年生になるとほかにやりたいことがあったり、学童に飽きたりして行くのを嫌がるケースも珍しくありません。

【ワーママの体験談】
小1のときは親に言われるがまま学童に通っていた娘ですが、だんだんクラスのお友達と遊びたいことが増えたり学童に飽きたりしてきたようで、2年生になったあたりから学童を嫌がるようになりました。
まわりを見ていても、2年生から学童を嫌がる子がかなり増えた印象です。本人が自分ひとりで留守番できると言い張るため、鍵を持たせて留守番させることに。結局学童はやめてしまいました。(神奈川県)

どうしても学童に行きたがらないときの対処法

ワーママたちの体験談をふまえると、子供がどうしても学童を嫌がって行きたがらないときは、以下のような対処法をとる家庭が多いことがわかりました。

  • 子供の話を受け止めた上で前向きに励ます
  • 鍵を持たせてひとりで留守番をさせる
  • 学童の指導員に相談して子供をケアしてもらう
  • 学童がわりに習い事をさせる
  • 会社の在宅勤務制度を活用して家でみる
  • フレックスを活用して早めに学童に迎えに行く

子供の意思を尊重して放課後は家で過ごさせてあげたいと思っても、仕事があるとなかなかそうはいかないですよね。小学生になって間もないころは環境の変化にナーバスになっていることがあるので、子供が慣れるまでは根気強く励ましながら毎日学童に通わせた家庭が多いようです。

それでも学童を嫌がるときは、最終的には鍵を持たせて留守番をさせている家庭も珍しくありません。6歳の子供をひとりで留守番させるのは気が引けますが、キッズ携帯を持たせたり、ママが帰宅するまでは家から絶対に出ないと約束を決めたりして、安全に留守番ができる体制を整えていることがポイントです。

なかには、会社のフレックス勤務やリモートワークを活用して子供の学童イヤイヤに対応しているというママもいました。利用できる制度は利用して、できるだけ子供の学童イヤイヤと向き合うことができると良いですね。

【ワーママの体験談】
鍵っ子は1年生から意外と普通にいます。最初は子供が鍵を持つのを不安がっていたけれど、キッズ携帯でいつでも連絡をとれるようにしたら安心したようで、鍵を持ってひとりで留守番できるようになりました。3日もすればすっかり鍵っ子に慣れましたよ。(東京都)

なぜ学童に行かなければいけないの?と疑問に思う子も

保育園時代とは異なり、小学校はすべてのお友達の親が共働きというわけではありません。小学校に入学したばかりのころは、自分と違う生活スタイルのお友達がいることを不思議に思う子供が多いようです。

「なぜお友達は家に帰れるのに、自分だけ学童に行かなければいけないんだろう…?」といった疑問には、しっかり答えてあげましょう。突然学童での生活をスタートさせる前に、どうして学童に通う必要があるのか、なぜ家に帰る子と学童に行く子がいるのかをしっかり説明することが重要です。

子供が学童を嫌がるときはじっくり話を聞いてみて

あまりに毎日学童イヤイヤが続くと、仕事にも影響が出るし、親はついイライラしてしまうことがあるかもしれません。ただ、子供が学童に行くのを嫌がるときは、何か理由があるもの。

小学校に上がったばかりの子供は、学校と学童両方での新生活がスタートします。子供は新生活の戸惑いをうまく言葉で伝えることができないかもしれませんが、常に気を張り巡らせてとても疲れているでしょう。

そんなときは「いいから行きなさい!」と問答無用で学童に行かせるのではなく、まずは子供の話をしっかり聞いて、子供の思いを受け止めてあげてください。ママがひとりで抱え込むのではなくパパや学童の指導員、担任の先生、頼れるのなら祖父母にも相談してみましょう。

子供が学童を嫌がる時期は、小学校生活全体でみればごく一時期のもの。できる範囲の対処法を家庭でよく話し合ってみましょう。

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