自分の市場価値を高め続けたい!未経験の職種に時短転職したワーママの体験談

                   
※写真はすべてイメージです

子供を抱えての転職は、なかなか荷が重いもの。転職活動の時間確保はもちろん、転職後の勤務時間や職場環境、給与面などの変化を考えると、転職への一歩を踏み出せずにいるママもいるのではないでしょうか。

今回は、ご自身の市場価値を高めるべく、安定企業から未経験業種のベンチャーに時短正社員として転職したワーママにインタビューをしました。時短勤務の正社員で転職する際のポイントもお伝えします。

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高収入の安定企業にいながら転職を決意

Kさん(30代・子供1人)
前職では、デジタルマーケティングのコンサルティングファームに10年弱在籍し、マネージャー職に従事。同社にて第1子出産、育休復帰後1年で転職。

前職は給与水準が高いコンサルティングファームで、収入面においては十分過ぎると言えるくらい安定した仕事環境でした。

「自分はこの会社にいなければ稼げない」という精神的束縛を感じながら仕事をすることから脱したかった、というのが一番の動機です。

ただ、それは会社の立ち位置やビジネスモデルによるもので、自分のスキルで市場に出れば、現在の給与水準より下がることがわかっていたのです。このままいくと今の会社に依存することになり、身動きが取れなくなるのではと常に危機感を覚えていました。

収入はダウンしても長い目でキャリアアップを重視

目先のことではなく、今後30年のキャリアを見据えた決断でした。「会社に依存しない働き方」、これが私の「働く」理想でしたので、まず自分の市場価値を高めなければ!と。

実は、研究職で60歳以降も嘱託で勤務していた実母の姿に背中を押されたんです。歳を重ねた時に、母のように仕事にやりがいを感じ、その道のプロとして活躍していたいと思いました。

前職とは違う業種に転職したこともあり、実際に年収はダウンしましたが、修行期間の勉強代ととらえています。 究極を言えば、家族がご飯を食べられて自分がやりがいをもって取り組める仕事ができていたら、高収入でなくてもそれで十分だと思っています。

ゆくゆく自分の市場価値を高められた時に、それなりの給与がいただけたら良いかなと。

未経験業種への転職は少しでも早い方がいい

未経験だと頭を下げて教えてもらう必要があるため、年齢、キャリアの観点で少しでも早い方がいいと判断しました。

年齢を重ねたり、キャリアが構築されればされるほど、自分のマインド面では助けを求めることを躊躇してしまったり、教える側としても指摘するのに遠慮してしまったりと、新しいものが習得しにくくなると考えています。

また、「会社に依存しない働き方」については夫も同じ考えでしたので、転職に賛成してくれました。

早めに転職を宣言し、転職活動に本腰を入れる

転職を考えた時点で、「転職を考えているので後継者を用意しておいてください。」と上司には早めに伝えていました。それから特に動きのないまま半年が経過してしまっていたので、そろそろ本腰入れて動かなくては!と転職活動に踏み出しました。

前職の環境に明確なネガティブを抱えていたわけではないため、日々に忙殺されるとどうしても転職活動を先延ばしにしがち。先に自分で宣言しておいたことによって、背中を押される形になりました(笑)

時短転職後は新しい業務を身に付けるのに必死

やはり残業時間がとれた独身時代とは異なり、「時間が足りない!」のは事実です。転職直後は特に、会社独自の業務ルールを身に付けることや、新業務の前提となる知識習得のためにかなり時間がとられます。

慣れない環境のなかで思うように業務が回らないと、「私って駄目だ…」と自己嫌悪に陥り、仕事を辞めたくなることもあります。そんな時は、自分にしかできない業務や会社へ貢献できることをイメージすることで、自信を保っています。

また、直接的な解決策としては、子供の世話を家族に頼んで「週末にキャッチアップ時間を確保」すること、また時と場合によっては「欲張りすぎずにあきらめる」ことも上手になってきました。

さらに、少し余裕のある目標を設定することで、確実に達成して頑張り続けられるようなマインドセットをもつようにしています。

転職後は、仕事そのものがキャリアを見据えた有意義な時間に

前職では「仕事だから」と割り切って仕事をしていましたが、現職では、興味のあるテーマに向き合っていること、自分の将来のキャリアのための1ステップを踏めている実感があることから、仕事の時間を自分の時間として有意義に使えている感覚です。

自ら意思をもって選んだ仕事領域で、一から学び直して仕事ができることは、とても贅沢だと感じています。

転職に成功したポイント

【Kさんの転職の希望条件】

  • 市場価値の向上が見込める職種
  • やりがいが感じられる仕事
  • 時短勤務の正社員
  • 通勤時間に負担がないこと(リモート勤務も視野に入れる)
  • 上記条件であれば、自分の市場価値が上がるまでは給与が低くても良い

今回のKさんは、明確なキャリアビジョンを持っていて、転職の希望条件にぶれがありませんでした。 前職での基礎的なマネジメントスキルを武器に、未経験の職種に挑戦し、新たなスキルアップを目指せる環境に時短正社員で転職できました。

勤務時間に制限のあるワーキングマザーのなかには、「時短勤務できる会社ならなんでもいい」と思ってしまう方も少なくありません。 後悔しない転職を叶えるためには、「自分の本当にやりたいこと」や「将来の自分のあるべき姿」を見据えながら、希望条件の優先順位付けが重要です。

時短正社員で転職は可能

忙しい毎日の中で少し立ち止まって「自分と仕事」を見つめ直すことで人生は変わります。現職で踏み留まり現状のまま仕事を続けるのか、それとも今回ご紹介したKさんのように家庭と仕事の両立をしながらキャリアを見据えた仕事に転職するのか、選択の可能性は大いにありますよ。

ワーキングマザーが転職するにあたり「時短勤務での転職は無理なのでは…」と思われがちですが、時短勤務のまま正社員で転職することは可能です。

企業側の視点としては、求めているポジションと合致すれば、時短勤務であってもパフォーマンスはそこまで大きく変わらない、という認識を持っています。特に即戦力となる経験者であればなおのこと、時短ということがネックにならずに転職できるケースが増えてきていますよ。

「仕事と家庭を両立しながら、自分らしくいきいきと生活していくこと」を軸に、まずは現状の課題を洗い出すことから始めましょう。

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