出産をきっかけに転職を考える女性は少なくありません。特に勤務先の業務内容や福利厚生が育児に適していないと、出産後も仕事を続けるのはむずかしい場合も出てきます。そこで気になるのは転職のタイミングではないでしょうか。この記事では、転職のタイミングとして育休中と育休明けのどちらがよいか判断するために、それぞれのメリットとデメリットについて紹介していきます。
もくじ
育休中でも育休明けでも転職活動を始めるにあたって一番大切な前提は「子供の預け先が決まっている」ことです。つまり、子どもの預け先が決まれば育休中でも転職活動は可能になります。現実的に転職活動を本格化できるのは、保育園の入所が確定する2月以降と考えておきましょう。
ただし保育園への入所条件として、育休から同じ職場に復帰する前提でないと選考に不利になることを明示している自治体もあります。お住まいのある役所のWebサイトや窓口できちんと確認しましょう。
育休中に転職活動を行うメリットは、仕事を気にせずに転職に向けて時間を費やせることです。もちろん、育児で手がいっぱいになればなかなか転職活動ができないこともあります。それでも、家族の協力が得られれば、働いているときよりも動きやすいといえます。また、時間が取りにくいときは転職エージェントを利用するという方法もあります。早めに転職先が決まった場合は、新しい仕事に向けて余裕を持って準備する時間が取れる点もメリットです。
【まとめ】
育休は、原則として復職を前提として取得するものです。そのため、育休をもらっている間の転職活動は、在籍している会社にとってあまり印象がよいとはいえません。また、子どもを見てくれる人がいないと、面接など外出がむずかしいというデメリットもあります。
仮に転職活動がスムーズに行った場合、スケジュールの調整が大変になることもあります。自治体によっては、現職での復職を経ないと保育園の入所ができないケースがあるため、現職の退職や新しい職場への入社する日程の調整など内定後のスケジュール調整には気をつけましょう。
【まとめ】
育休中は、慣れない育児で疲労したり不安に感じたりすることは多いものです。これまで抱えてきた業務が復帰後もまわせるか負担に感じるかもしれません。しかし、育休明けなら実際に仕事しながらの育児を体験でき、両立できるかどうか冷静に判断できます。
また、育休の間は会社に在籍しているため、保育園への申込みがしやすくなります。子どもの預け先が決まっていることは大きな安心感につながります。実際に育休が明けてみると、保育園の送迎なども含め、これまでとは生活サイクルが変わります。ワーママの転職は、保育園と職場の位置関係や子どもの世話にかかる時間、家族の協力などさまざまな面で総合的な判断が必要です。育休明けに転職活動を行うことで、自分に合った仕事について余裕を持って判断できるでしょう。
【まとめ】
育休明けに転職活動を行う一番のデメリットは十分な時間が取れないことです。育休中は育児と家事だけですが、いざ復職すれば仕事も加わります。転職先を探す時間はおろか、面接に行く時間を作るのはむずかしいかもしれません。また、転職のタイミングによっては保育園を退所しなければならないケースも出てきます。例えば、転職までの期間が空いてしまう場合です。自治体によっても対応は異なりますが、どうしても育児との両立がむずかしいなどの事情で会社を退職したときは、できるだけ早めに次の転職先を探すようにしましょう。
【まとめ】
ワーママの転職活動のポイントは、育休中で時間に余裕があるときに自己分析を行うことです。自分にとって何を優先すべきか、なぜ転職が必要なのか動機についてしっかり見つめ直しておきましょう。そのうえで、本格的に転職活動を開始するのは育休明けにしたほうが精神的に余裕を持って進めやすくなります。育児が始まると仕事への復帰が不安になるかもしれません。しかし、慌てて転職活動をするより、まずは冷静な判断が大切です。
わからないことは、育児休業に関することは会社かハローワーク、慣らし保育のスケジュールについては自治体や保育園へ早めに聞いてみてください。親子ともども、無理のないスタートが切れるとよいですね。
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