仕事と家事と育児に追われて、いつも「時間がない!自分の時間なんてどこにもない!」とストレスを感じているワーママは多いのではないでしょうか。
その忙しさを少しでもゆるやかにして、自分の自由時間がもてるように、働くママのための時間管理術をご紹介します。
もくじ
ワーママがまとまった自分の時間を作るためには、時間管理が重要です。まずは、1日のうちに自分がやらなければならない家庭内のタスクを全部書き出してみましょう。たとえば「子供を保育園に送る」「洗濯物を干す」「寝かしつけ」といった具合です。
そして、そのなかから夫にやってもらえるもの、家電などを使えば省けるもの、回数を減らせるものなどを見つけて、極力仕事を減らしていきましょう。
できる限り家庭内の仕事をスリム化したら、小学校の時間割のように1週間のタイムスケジュールを簡単に作ってみましょう。子供と関わる時間をもちながら、無理なく実行できるスケジュールを考えましょう。
「だいたい何時までにこれをやる」という目安を決めておくと、その時間を目標にしてテキパキと動けるようになり、空いた時間を自分の自由時間にすることができます。
タイムスケジュールに自分の自由時間を書き込もうとすると、「いったいいつを自分の自由時間にしたらいいの?」と悩むママもいるかもしれません。ワーママにおすすめの自由時間は、たとえば次のような時間です。
忙しいワーママにとって、朝は自分の時間を作るのにもってこいの時間です。たとえば夜の家事を早めに終えて子供と一緒に21時ぐらいに就寝し、朝4時に起きれば、家族が起きるまであいだ思う存分自由時間を楽しめますよ。
会社の昼休みも自分時間作りには最適です。カフェでゆっくり読書をしたり、イヤホンをしてスマホで好きな動画を見たり、会社近辺の商業施設でショッピングを楽しんだりすることができます。
友達とランチしたいときは、「ごめん!とっても会いたいけど休日はなかなか時間が取れなくて」とお友達に説明して、職場の近くまで来てもらうのもひとつの方法です。ランチ代をご馳走すれば、お友達も不満に思うことなく良い関係を続けられます。
「有給休暇は子供のために使うもの」と思っている人もいるかもしれませんが、たまには自分のためだけに使ってみましょう。
好きな映画を観たり、思う存分ショッピングを楽しんだりして、自分のためのご褒美にちょっとリッチなレストランでランチをするのも良いでしょう。
一日中好きなことができると、日頃のストレスも吹っ飛んで、「また明日からがんばろう」という気持ちになれますよ。
では、ワーママが自分の自由時間を作り出すためには、どのような点に気を付けたら良いのでしょうか?
「あれもこれも、どうせ私がやらなくちゃならないんでしょう!」と、ワーママはついすべてを自分で背負い込みがち。「やらなくても困らないことはやめる・やる頻度を減らす」「使えるものはネコでも使う」くらいの気持ちでちょうど良いでしょう。
もっとも協力を仰げるのは、もちろん夫です。自分の両親や夫の両親にも、無理のない範囲でサポートしてもらえると良いですね。
また、お金はかかりますが、家事代行サービスを使うことを検討しても良いでしょう。どうしても片づかなかった部屋が、整理収納アドバイザーの資格を持つ人に3時間来てもらっただけで、見違えるほどきれいになることもあります。
作り置き代行サービスに1週間分の料理の作り置きを頼んで、調理の時間を大幅に省いているワーママもいますよ。
一番の協力者である夫ですが、残念ながら家事に慣れていないパパは少なくないため、「夫婦で家事をするのは当たり前」と思っていると衝突してしまうこともあります。
「夫が自分から手伝ってくれない」と嘆くよりも、ここはひとつ自分が一枚上手になって、夫が嫌がらずにやれる家事・育児を振ってみましょう。たとえば料理を作るのは無理でも、子供好きでお風呂と休日の散歩は任せられそうなら、自分の仕事リストからその項目を任せてみてはどうでしょうか。
食洗器やお掃除ロボット、ドラム式洗濯乾燥機、床拭きロボット、コードレス掃除機、多機能オーブンレンジ、フードプロセッサー、自動調理鍋、アイロン台のいらないスチームアイロン、速乾性のあるヘアドライヤーなど、家事を楽にしてくれる家電製品はたくさんあります。
これらを使うと使わないとでは、家事時間に雲泥の差があるので、ライフスタイルに合ったものをできる範囲で活用できると良いですね。
家事の回数を減らす工夫をすることも大切です。たとえば、アイロンを毎日かけていた人は、シャツなどをすべてノーアイロン製品で揃えることで、週に1~2回ぐらいに減らすことができます。
「何だか家事がはかどらないと思ったら動線が悪かった」という場合は少なくありません。家の間取りなどもあって工夫には限界がありますが、キッチンと洗面脱衣室だけでも動きやすくしておくと、家事時間がかなり短縮できるでしょう。
たとえば洗濯機の上や横の空間を利用して、家族分の衣服収納棚を作り、乾燥した衣類を取り出したら下着・タオル・パジャマ・靴下などに分けてそのまま棚に収納するようにすれば、一歩も動かずに洗濯物をしまうことができます。
脱衣室内にポールを設置して、シャツや上着類はハンガーにかけて吊るしておくと、ハンガーごと部屋に持っていてクローゼットにしまえます。これだけでも、かなり家事時間の短縮になるでしょう。
平日に子供のお迎え前後にスーパーに行ったり、土日に家族で買い物に行きまとめ買いをしたりしているママも多いことでしょう。買い物にかかる時間は意外とばかになりません。
「買い物は基本的に宅配」と決めてしまえば、通勤時間や昼休みにネットで注文しておくだけで、買い物にかかる時間をかなり短縮することができます。
独身の頃はたくさんの人と会って、いろいろなイベントや飲み会などにも自由に参加することができましたが、子育て中はそういうわけにはいきません。
義理のお付き合いやあまり気乗りしない誘いは、貴重な時間を使って出かけても自分が疲れるだけ。「この用事は本当に大事!」と思うこと以外の誘いや頼みごとは、思い切って断る勇気も必要です。
「毎日忙しくて仕方がない」と言っているワーママの中には、暇さえあればせっせとスマホを触っているというケースも、実は少なくありません。無意識にスマホを操作する時間を減らすことで、自分が本当にやりたいことのために時間を使うことができます。
ワーママが時間管理をするためには、いったんやるべきことを洗い出して可視化し、無駄を省けないか整理することが第一歩。
家事育児を効率的に時短するために「これなら自分にもできる」という方法を実践し、忙しい毎日をリフレッシュできるような自由時間を楽しめると良いですね。
一方で、どんなに時間管理をしても、通勤時間の短縮は難しいものです。限られた時間を有効に活用するためには、リモートワークやフレックスタイム制度のある会社に転職することもひとつの手でしょう。どうしても時間の活用に無理がある場合は、転職を検討することもおすすめします。
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