近年、働き方改革が叫ばれるようになり、柔軟な働き方を取り入れている企業が多くなってきました。
子供が何歳まで時短勤務で働けるの?フレックス勤務ってどんな働き方?テレワークとリモート勤務って意味は同じ?といった疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
ここでは育児しながら働くにあたって、ママにおすすめな働き方を3つご紹介します。
もくじ
1日の労働時間は固定せず、1ヶ月間の総労働時間内で毎日の勤務時間を自分で決め、 仕事と生活の両立をしながら効率的に働くことができる制度です。
企業によっては、「コアタイム」という必ず出社しない時間を設けていることがあります。
例えば、10時~15時をコアタイムとし、時短勤務により労働時間を30時間/週と設定している人の場合だと、以下のような勤務が可能です。
月曜日:9時~16時(実働6時間 休憩あり)
火曜日:8時~15時(実働6時間 休憩あり)
水曜日:10時~16時(実働6時間 休憩なし)
木曜日:9時~18時(実働8時間 休憩あり)
金曜日:10時~16時(実働6時間 休憩なし)
※実働6時間ぴったりまでは、休憩時間取得義務はありません。
週の労働時間:計32時間
上記のように、フレックスは日によって勤務時間が異なります。
子供の通院など用事があるときは早めに帰る、パパにお迎えをお願いできる日はいつもより長く仕事をするなど、ライフスタイルに合わせて働くことができるのがフレックスタイム制です。
コアタイムの時間は仕事をしていなければなりませんが、それ以外の勤務時間は自由に決めることができます。たとえば朝に子供と余裕を持って登園準備ができたり、満員電車での通勤を避けたりすることも可能です。
お迎えのために仕事を残したまま帰った結果、次の日のタスクが膨大に…なんてときも、週1日残業できる日があればタスク解消日として調整できますよ。
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時短勤務は6時間または7時間勤務をして、16時~17時ごろに勤務を終了するパターンが一般的です。
時短勤務制度は、子供が3歳未満までの制度として法律で定められています。3歳が過ぎてから小学校入学までの間は、短時間勤務の措置は企業の努力義務となります。
そのため、3歳以降の時短勤務の可否は企業によって異なるのが現状です。3歳で終了の企業もあれば、企業独自の制度として小学校卒業まで時短勤務を認めているところもあります。
>>関連記事:時短勤務の期間はいつまで?給料・残業代・ボーナスはどうなる?
注意しなければならない点は、子供が3歳未満であっても、転職で入社したばかりの人は時短制度が利用できない企業があることです。
一般的な求人要件には時短勤務の条件まで記載していないことが多いため、時短勤務希望で採用応募する際には注意が必要です。
時短勤務を確実できる企業を探したい場合は、時短勤務専門のエージェントに登録すると希望に合った条件の会社を探せるでしょう。
テレワークとリモートワークは、同じような意味合いで使われることが多いですが、実際には違う意味として定められています。
【テレワーク】主として自宅を勤務場所としており、自宅に出力ツールやテレビ会議用の設備をあらかじめ準備していることが多い
【リモートワーク】勤務場所は自宅と限定せずに、カフェなどで仕事をすることを許可し、会議等があれば会社に出社する働き方
リモートワークを導入している企業でも、毎日リモートワークでの出社を許可しているところもあれば、毎週水曜だけは全員会社出社を義務づけているところもあります。
テレワークもリモートワークもメリットとしては、自宅もしくは自宅近辺での業務ができるため、通勤時間に要する時間分を業務時間にあてることができます。
メリットばかりのリモートワークですが、フレックスや時短勤務に比べるとリモートワークを許可している企業はまだまだ少ないのが現状です。
【千葉在住のAさんの体験談】
9時~16時の時短勤務(実働6時間)で働いていましたが、通勤に50分近くかかっていました。毎朝7時半に保育園に送り、9時に出勤、16時に退勤してお迎えは17時半というスケジュールでした。
リモートワークを許可している企業に転職してからは、自宅で仕事をしています。8時~17時勤務(実働8時間)でフルタイム勤務ができるようになりました。
電車の時刻を気にしなくてもいいので、朝子供とのやり取りに余裕を持てるようになり、仕事もフルタイムにしたため給与もアップできました。
>>関連記事:リモート勤務のワーママの1日を紹介!テレワークは共働き家庭にメリットが多い
時短勤務可・リモートワーク可・フレックス勤務可と求人に記載されていても、実際は職種によって対応が異なるなど、さまざまな条件が絡む場合があります。
また、公には認めていないけれど、個人の事情に合わせて対応している企業もあるため、なかなか個人で求人広告だけみて会社の制度を判断するのは難しいものがあります。
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