やりたい仕事を続けたい!仕事内容とフレックスにこだわって転職したワーママの体験談

                   

自分のやりたい仕事に没頭し、夢中でキャリアを積んできた独身時代。結婚して子供を持ち、仕事と育児を両立する日々のなかで、ふと今の仕事をこのまま続けるべきかと考えることがありますよね。

新たな仕事に挑戦したいという思いと安定性の確保との狭間で、葛藤している方も多いのではないでしょうか。

今回は、高収入で安定的なキャリアを構築していた2児のワーママが、自分のやりたい仕事を実現するために、スタートアップのベンチャーにフレックス正社員として転職したケースをご紹介します。

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前職ではフレックスを活用しフルタイムで勤務

Mさん(30代・子供2人)
1社目で会計系コンサルティングファームにてコンサルタント、2社目で経営企画・マーケティングセールス・新規事業の立ち上げに従事。第2子育休復帰直後に転職を決断。

1社目のコンサルティング会社では、コンサルタントとして全社のコスト削減や地域統括会社の設立など、大企業の経営課題に対する支援をしていました。

2社目は事業会社に転職し、新規事業の立ち上げや子会社設立など、ゼロから構築していくフェーズの仕事を多く担当しました。

1社目のコンサル時代はプロジェクト期間中は昼夜・土日関係なく仕事をしていました。今思うと働きすぎですが、若かったこともあり、忙しい自分に酔っている状態で(笑)、それなりに楽しく働いていました。

2社目の前職は、多忙だったコンサル時代とは一転し、19時半には完全退社。退社後の時間を持て余しすぎて何をしたらいいのかわからなくなるほど、ワークライフバランスが実現しやすい会社でした。

前職で二人の子供を出産し、それぞれ数ヶ月間の育休を取りました。育休からの復帰後も、フレックスタイム制度を活用して7時半に出社し16時半に退社することで、フルタイムで働きながら子育てと仕事の両立を円滑に行えていました。

体制変更で仕事内容が変わり転職を決意

第2子出産後、9ヶ月の育休を取って復帰しました。すると出産前と会社の体制がガラリと変わっており、しばらくは投資が必要な新規事業は行わず、既存の収益事業を推進していく方針になっていました。

好きだった新規事業の開発フェーズに関わることできなくなり、他に積極的にやりたいポジションも見つかりませんでした。

仕事内容に興味が持てないつらい日々

結局出産前に自分が立ち上げに関わった事業にアサインされ、収益化を担当することになりました。しかし、成功パターンが見えている既存事業だったので、全力を投じたいとか、寝ても覚めても考えてしまうというほどの興味は持てませんでした。

今となっては、事業の進む方向は見えつつも、それを実現するためにチームやオペレーションを色々と変えながら試行錯誤した経験は、自分の大きな糧になっていることを実感しています。

ただ、その当時は「自分のやりたいことができない」という面ばかりを見ていたように思います。結果として、より良い環境はないものかと転職を考え始めたきっかけとなりました。

やりたい仕事をすることに価値がある

元々仕事が好きで全力でやりたい気持ちが強いので、自分が心からやりたいと思える仕事という要素は外せなかったです。

特に子供ができてからは、貴重な子供との時間を使って仕事をしているので、積極的にやりたいと思える仕事をでなければ時間の無駄だと思っていました。

なので、いくら職場環境や収入面が安定しているからといって、興味のない仕事を続けて現状を維持しようという発想はありませんでした。

転職活動を夫婦の協力で乗り切る

安定企業からスタートアップのベンチャーに転職するにあたり、家族の反対は全くありませんでした。夫はスタートアップで事業を始めて少し軌道に乗っていた時期だったので、「今度は私の番でお願いします。」というスタンスでした。

ポイントとなったのは時間の使い方と年収です。まず年収については、やりたいことだけを追求すると、転職後の年収は下がるので、その分を夫にしばらくキープしてもらうことをお願いしました。

時間の使い方については、転職準備や転職後のキャッチアップにあてる時間を捻出するため、土日の家事・育児を協力してもらいました。

正社員でフレックスまたは時短勤務が絶対条件

ストレスなく家事、育児もこなすために、フレックス勤務、または時短正社員勤務で17時くらいには帰宅できるというのは絶対条件でした。

前職ではフレックス勤務を活用し、勤務時間は7時半~16時半。育児・家事は、夫と分担し、基本的に「朝は夫、夕方は私が担当」というのが毎日の流れでした。そのスタイルが構築できたおかげで、仕事と家庭がスムーズに両立できていたので、転職後も変えたくなかったですね。

転職後は心から興味のある事業に全力投球

とても良かったです。前職では、アーリーステージの事業や組織に関わるという点ではやりたいことができていたのですが、実は会社の設定する事業領域には特に興味はありませんでした。

スタートアップに転職後は新規事業の立ち上げに加えて、興味のある事業領域、心から支援したいと思う方へのサービス提供をしています。興味領域と事業領域が重なっていることで、日ごろ目にする情報がすべて事業の種になっている感覚で、とても楽しく仕事と向き合えています。

転職直後は仕事と育児の両立に焦ることも

転職したてのころはペースがつかめず、何もかもうまくいかないように感じていた時期もありました。お迎えの時間があり仕事時間が思うように割けなかったため、かなり焦りましたが…。そのおかげでまたひとつ成長できたかな、と思います。

フレックス勤務の正社員で転職ができたので、現在は8時~17時で勤務しています。ライフスタイルへの影響はなく、引き続き仕事と育児を問題なく両立させています。

転職に成功したポイント

安定した前職で仕事環境と収入を維持することが選択肢のひとつだったにもかかわらず、転職という一歩を踏み出し、新たな可能性に飛び込んだMさん。Mさんの転職の希望条件は、以下の通りでした。

【Mさんの転職の希望条件】

  • 自分がやりたい仕事ができること
  • 家庭の時間を確保するために、フレックス勤務または時短正社員勤務
  • 上記の条件であれば給与面は下がっても問題ない

Mさんが転職に成功したポイントは上記の点に迷いがなく、一貫していたことです。転職の希望条件と捨てる条件が明確。家族も自分が望む転職条件に合意し、協力してくれる体制がありました。

ワーママ転職は希望の優先順位付けがポイント

自分の希望だけを考慮すれば良かった独身時代の転職とは異なり、ライフスタイルやワークスタイルに制限のあるワーキングマザーの転職では、全部の希望を叶えるのは難しいのが現状です。

「現職の課題は何なのか、何を改善したいのか」を明確にし、「何を一番に求めて、何を妥協するのか」といった優先順位を考えておく必要があります。

同時に、転職の希望条件について家族の同意が得られていることが前提です。それがないと、自分としては最高の職が見つかったと思っても、家族の反対で泣く泣くあきらめざるを得なくなることもあります。

「旦那ブロック」で内定が無駄にならないために、転職条件に関しては夫婦でしっかりすり合わせておくと安心ですよ。

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