小1の壁が不安…時短勤務を続けられず転職で働き方を変えた体験談

                   
子供が小学校に入学してからも時短勤務で働ける環境で仕事をしたい、そう考えて転職した体験談です。
※写真はすべてイメージです

小1の壁でフルタイムに復帰するのが不安…。やりがいがある仕事だけに、がんばりたいけれど仕事と育児の両立のためにはフルタイムの復帰は厳しい、と考える方もいるのではないでしょうか?そんな中、転職することで小1の壁を乗り越えた体験談をご紹介します。

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フルタイムへの復帰で小1の壁に直面

当時所属していた会社は時短勤務が保育園の卒園までで、小学校入学と同時にフルタイム復帰が前提となっていました。

Kさん(30代・子供1人)
東京都在住で30代後半のワーキングマザーです。子供は9歳の女児が一人います。育休明けは企業の経理事務として10時から16時まで時短勤務していました。やりがいのある仕事ではありましたが、子供が小学校に入学する前からフルタイムでの復帰など働き方で悩むようになり、35歳の時に転職を決意しました。

大学を卒業してからずっと同じ職場で働いてきました。経理事務一筋で、周りからも頼られる存在だったと思います。産休から育休を経て職場に復帰した時は「待ち望んでいた人が帰ってきた」と歓迎され、自分の居場所に戻ってきたようで嬉しかったです。小さい我が子を保育所に預けて夕方まで働く事には少し胸が痛みましたが、それでも時短勤務が許されていたので仕事と育児の両立はできていました。職場が自宅から少し遠かったものの、子どもは比較的体が強く、体調不良などで呼び出しの電話がかかってくる事もほとんどありませんでした。

順調に仕事をしていましたが、子供の小学校入学が間近に迫ってきた頃に「小1の壁」について考えるようになりました。会社では子供が小学校入学するまでの間は時短勤務を許可していますが、入学後は不可としています。お願いすれば聞き入れてくれるかもしれないと淡い期待を抱きましたが、私の申し出はあっさりと断られました。そもそも時短勤務で働いている正社員は、私以外に誰一人いませんでした。同じように共働きしているワーママ社員はいましたが、夫が在宅で仕事をしている、または祖父母と同居しているなど家庭環境が違ったので参考にはなりません。

忙しいながらも楽しく、やりがいを持って仕事ができていたのは時短勤務が可能であったこと、そして保育所のお迎え時間の融通が利くことが大きかったんだと気づきました。もちろん保育所もお迎えの時間が決まっていますが、どうしても間に合わない時は時間を過ぎても預かってもらっていました。しかし、子供が通う予定の小学校の学童は17時までと時間が決められています。鍵を持たせて一人で帰宅させようかとも考えましたが、土地柄あまり治安の良い場所ではありません。遅い時間帯に一人でトボトボと歩く娘の姿を想像すると、まずは自分の働き方を変えなければと強く感じるようになりました。

小学校入学前から転職活動を開始

小1の壁対策として、入学の半年前から転職活動を開始しました。転職エージェントを活用することで効率的に進められました。

小学校に入学する半年前から転職活動を開始しました。ただ経理の仕事を一手に引き受けていたので、ひんぱんに仕事を休んで転職活動する訳にもいきません。

転職活動をしていると周りに知られると職場にも居づらくなるので、効率良く新しい仕事が探せるよう、転職エージェントを利用しました。最初にキャリアアドバイザーによるヒアリングで希望する条件を伝えておくと、その条件に沿ってスキルに見合った求人を紹介してくれます。気に入った求人があれば面接を受けるのですが、面接の日程調整もしてくれるので、転職活動のために休む日は最小限に抑えられたのも良かったです。

なるべく自分のスキルが活かせる職場が良いと考えていましたが、一番に優先させたいのは、自分の仕事のために子供に負担をかけない事でした。時間の融通が利いて、なるべく自宅から近い所で求人情報を提案してほしいとキャリアアドバイザーに伝えておきました。

転職活動を始めて3か月が経った頃、介護施設での事務の求人情報を紹介されました。事務全般を任されるとのことで、経理事務はもちろん、介護事務としての仕事も業務内容に含まれます。いわゆる「何でも屋」の印象を受けましたが、職場が自宅から30分以内で通える事や時短勤務が可能である点に惹かれ、すぐに面接を希望しました。

社員思いで働きやすく時短勤務できる職場へ転職

結果として自宅から近く時短勤務ができるところへと転職を決めることができました。

面接を受けに行った時の職場の印象は、とにかく忙しそうというものです。ただ忙しそうにしていながらも、出会った人はみな気持ちよく挨拶してくれたので、アットホームで温かい雰囲気のある職場だなとも感じました。

面接で聞かれたのは、「なぜこちらの面接を受けようと思ったのか」、「今の職場を退職する理由はなぜか」というもので、ありのまま正直に話をしました。私の話を聞いた上で、時短勤務をしている職員が数名いることを教えてもらい、その場で「前向きに入社を考えて下さい」と言われ、ホッとしたのを覚えています。

早めに転職活動を始めたため、引継ぎ業務も時間に余裕を持ってスムーズに行えました。長く勤務していた職場なので、最後にしこりを残さず退職できたのは良かったです。

新しい職場は目新しい業務ばかりなので、まるで新入社員のような気持ちで働いています。経理事務のスキルには自信がありましたが、介護事務の知識は皆無で、周りに頼ってばかりの毎日です。それでも、30代後半にして新しい仕事にチャレンジできるのは新鮮で、やりがいも感じます。そして何より子供が学童から帰る前に自分も帰宅できるので、「おかえり」と出迎えてあげられるのがうれしいです。

早めの行動で転職を成功させました

思い切って転職活動をしたことで、小1の壁で悩む前に対策できました。

小1の壁について不安を感じ始めたタイミングで、思い切って転職活動を開始したのが良かったと思います。自分には譲れない条件があり、優先順位を決めて仕事を探しました。焦りがあると妥協せざるを得ないことも出てきます。ゆとりを持って活動したおかげで、満足できる職場への転職ができ、前の職場にも迷惑をかけずに済みました。

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