共働き家庭で育休明けに2人目を妊娠…タイミングはどうする?育休中や復帰直後はあり?

                   
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仕事と子育てを両立しながら共働きを続ける家庭が増えてきました。2人目を考えたいけれど、子供1人でもこんなにヘトヘトなのに、共働きしながら2人目を育てるなんて無理かも…と心配な人もいることでしょう。

2人目の妊娠・出産のタイミングや子供の年齢差、2人目妊娠の仕事への影響についてなど、働くママの2人目妊娠に関する悩みはつきません。

ここでは、共働き家庭の2人目妊娠のタイミングについて解説します。育休中や復帰後すぐにまた産休育休を取ることは可能なのでしょうか。

共働きで2人目は無理?兄弟姉妹のいるメリット

 

働くママにとって、子育てとの両立は大きな課題ですよね。核家族世帯が共働きする場合、子育ての負担は夫婦だけで担うことになります。

仕事と育児で精一杯で、1人目を育てるだけでも大変などの事情もあり、2人目の妊娠や出産は無理だとあきらめてしまう人もいるでしょう。

しかし、このようななかでも2人目を望む人は多いのです。兄弟姉妹ができることで、子供の社会性の育成に役立ちます。子供それぞれの成長を見守ることで、子供の数だけ子育てを楽しめるメリットも見逃せません。

子供たちにとっては将来にわたって兄弟姉妹で助け合えることも大きな強みですよね。

働くママが2人目の妊娠をためらうのはなぜ?

 

2人目をどうするかは各家庭によって異なります。プライベートなことなので、夫婦間で決めることは言うまでもないでしょう。

共働き家庭で2人目を望むためには、さまざまな課題をクリアしなければなりません。2人目を考えるにあたって課題となっていることは、フルタイムワーママでは以下の回答が多くなっています。

・経済的な理由:80.2%
・仕事への影響:61.0%
・第一子の子育てが大変:53.5%
・年齢的な理由:41.6%

仕事と育児を両立しながらやっていけるか考えるにあたり、夫婦の年齢や体力を考える必要がでてきます。子供1人を育児しながら働くだけで精一杯なのに、2人目を妊娠出産してやっていけるのか自信がないというママもいることでしょう。

今後のキャリアや同僚の目など仕事への影響も働くママに見られる大きな課題と言えます。出産・育児環境への懸念や、育休復帰後すぐにまた育休は取りづらいという声もありました。

参考文献:夫婦の出産意識調査 2019

共働き家庭で2人目のベストなタイミング

働くママの悩みのひとつに、産休や育休中にキャリアが中断される点があります。2歳差を希望する場合は育休復帰後すぐにまた育休に入る形となり、職場の目が気になるという人もいるでしょう。ここでは、2人目を考えるベストなタイミングの考え方をご紹介します。

夫婦の年齢を考慮する

家族計画には夫婦の年齢を考慮する必要があります。2人目の出産が高齢出産にあたるのであれば、絶対に2人目が欲しい場合は仕事のタイミングよりも妊活を優先すべきでしょう。仕事をしながら2人の育児を両立するにあたり、体力的なことを考えても早めに2人目を考えても良いかもしれませんね。

子供の年齢差

2人目の妊活をするとき、子供の年齢差を考えることも大切です。上の子がある程度手がかからなくなってから2人目を望むママも少なくありません。子供の年齢差が少ない場合、大きなお腹を抱えながら仕事と育児に奮闘することになり、体力的にかなり厳しいからです。

一方、2人目の年の差が少ないと、子育て期間が短くて済むというメリットがあります。年子や2歳差で2人目を出産すると、育児に手がかかる期間を集中させることができます。2人ほぼ同時に小学校生活を送ることができるため、育児が落ち着いてから仕事に集中するママもいます。

もちろん、2人目のベストなタイミングは家庭によって異なるため、年齢や仕事の状況を考慮して、夫婦でよく考えることが大切です。

育休中や育休明けに2人目を妊娠したらどうする?

育児休暇は、保育園に入園できなかった場合に限り、最大2年までの育休延長が可能です。職場によっては、会社独自の制度で3年間育休が取れるところもあります。

育休が長引くにつれ、育休中や復帰直後に妊娠する可能性が高まってきます。「年子」(1歳違い、1学年違いなど)や2歳差の場合、育休中に妊娠する可能性もゼロではありません。

育休中や復帰直後に妊娠した場合、再び産休や育休に入る時期が近くなります。人によっては、復帰しないまま育休に入るケースも考えられます。連続して育休を取得すること自体は制度的に問題ありません。

ただ、職場の心情的な面でネガティブに働くことがあることを覚えておきましょう。産休や育休取得は職場復帰を前提としたものであり、それがかなわない場合は人員配置などの対策や見直しが必要になるからです。

もちろん、赤ちゃんは授かりものですし、2人目を妊娠することはとてもおめでたいことです。育休取得後にまた産休育休を取ることになったときは、親子の体調最優先で前向きな気持ちで出産に備えましょう。

共働きの2人目妊娠のタイミングは人それぞれ!前向きな気持ちでいよう

妊娠中の女性が産休や育休を取る期間中は、ほかの従業員が仕事をカバーする必要がでてきます。パートやアルバイトを雇ったり、派遣会社に頼ったりするのもよくあるケースです。

それらは雇用側が対処するものであり、働くママが責任を感じるものではありません。会社に引け目を感じて2人目を妊娠するタイミングを考える必要はありません。各家庭それぞれのベストなタイミングを考えてみましょう。

働くママにとって、妊娠出産とキャリアはどうしても切っても切り離せないもの。しかし、子供を授かるタイミングは完全にコントロールできるわけではありません。

遅かれ早かれ2人目を考えているのであれば、「妊娠してもなんとかなる」と、良い意味での開き直りも必要かもしれません。妊娠はとても喜ばしいこと。前向きな気持ちで2人目を考えられると良いですね。

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