保育園は「お迎えに行ける時間」で決める!?育休復帰に合わせた保活のポイント

                   

いざ育休明けが近づいて保育園探しを始めると、「そもそも何を基準に保育園を選べばいいの?」と悩む家庭が多いのではないでしょうか。

保活激戦区であっても意外と保育園の数が多く、どこを第一希望に据えるべきか、どこなら入園の可能性が高そうなのかわからなくなってしまうこともあります。

そんなときは、まず「お迎えに行ける時間」を基準に保育園を選定してみましょう。

今回は、育休復帰に合わせた保活のポイントを紹介します。

保育園選びのときに比較したいポイントにも触れるので、保育園情報のリサーチをするときや見学をするときにお役立てください。

また、復職後に直面しやすい「保育園のお迎え時間問題」について、下記の記事でも触れているのでご参考ください。

参考>保育園のお迎え時間に間に合わない!?8つの対処法

保活の進め方4ステップ

まずは、保活の進め方を解説します。

「何から手をつければいいか分からない!」という方は、下記を参考にしてみましょう。

市役所やインターネットで情報収集

保活を始めたいと思ったタイミングで、まずは市役所・インターネットで情報収集をしてみましょう。

市役所には子育て支援課(名称は市区町村により異なります)が設置されており、ほとんどの場合予約なしで訪れても対応してもらえます。

市内の保育園がいくつあるか、どこにあるかを調べるだけでもおよそのイメージをしやすくなるので試してみましょう。

なお、市区町村によっては前年度の申し込み人数や個人情報につながらない範囲で各家庭の持ち点を教えてくれるケースもあります。

「自分と似たような状況にある家庭が前年度合格しているか」「去年受かった人と落ちた人の持ち点は」など細かな質問をしておけば、いざ申請を出してからの合否もイメージできます。

上記のような情報はHPやパンフレットだけではわからないので、ぜひ市役所を訪れてみるのがおすすめです。

勤務時間・通勤時間からお迎えにいける時間を逆算

復職後の勤務時間・通勤時間をシミュレーションし、何時頃お迎えにいけるかを逆算します。

例えば、就業が17時まで・通勤時間が1時間の場合、お迎えに行けるのは最速でも18時になることがわかります。

人身事故や点検によるダイヤの乱れや道路渋滞があったり、やむを得ず残業が発生したりすれば、さらにお迎えが遅れることになるでしょう。

自社の残業状態などをリサーチのうえ、「最も早くて何時頃お迎えに行けるか」と「最も遅くて何時頃お迎えに行けるか」をどちらもシミュレーションしておくことが大切です。

無理なく送迎できる範囲の保育園をリストアップ

前項で逆算したお迎え時間を参考にしながら、無理なく送迎できる範囲の保育園をリストアップします。

最寄り駅近くの保育園であれば、駅からの距離もお迎え時間に加えたうえでイメージしてみましょう。

もし最寄り駅が違う場合、通勤時間にプラスする形でお迎えに必要な時間を加算します。

そのうえで、保育園の閉園までに間に合うかシミュレーションすることがポイントです。

なお、閉園ギリギリになるようであれば選択肢から外した方がよいかもしれません。

時間外保育の料金が大幅に加算されること、万が一お迎えが遅れてしまったときに保育園へ多大な迷惑をかけることを考えると、どうしてもやむを得ない事情であるときを除いて無理な入園申請にしないことをおすすめします。

見学の申し込み

無理なく送迎できる範囲の保育園をリストアップできたら、早めに見学の申し込みをおこないます。

保育園の見学は直接電話で申し込むこととなっているケースが多いので、念のためWeb上で申し込めるか確認のうえで相談してみましょう。

なお、ほとんどの場合平日の午前中での見学になることが大半です。

なるべくスケジュールに余裕を持たせ、保育の妨げにならない範囲での見学に留めます。

あらかじめ質問項目などをメモしておき、当日聞き洩らしがないようにするのもおすすめです。

また、子どもの様子を見るため子ども同伴での見学をお願いされるケースもあるので、あらかじめチェックしておきましょう。

入園の申し込み

希望する保育園が固まり次第、第一希望から順に書類を記入して申し込みをします。

市区町村の認可を受けている私立保育園や市区町村が運営している公立保育園であれば、基本的に市役所に申請を出すことになります。

認可外の保育園であれば直接園に申請書類を提出することが多く、申し込み先が多くなればなるほど準備する書類の数も増えるので、スケジュールには余裕を持っておきましょう。

また、就労証明書が必要になるため、早めに職場に作成してもらうこともポイントです。

特にテレワークが当たり前になっている会社では捺印書類の作成に時間がかかることが多いので、注意が必要です。

保育園選びのときに比較したいポイント

ここからは、保育園選びのときに比較したいポイントを解説します。

送迎にかかる時間以外の項目にも触れるので、保育園ごとの情報を比較しながら検討していきましょう。

なお、不足する情報があれば保育園見学のときに直接聞いてしまうのもおすすめです。

保育園の環境・規模・設備

まずは、保育園の環境・規模・設備をチェックします。

保育園全体で何人の園児がいるのか、各年齢ごとに何人預かっているのかを比較すれば、およそ保育園の規模が予想できます。

他にも、下記のような項目をチェックするのがおすすめです。

  • 手洗い場・トイレは子ども向けの設備になっているか
  • 築年数が何年か
  • 園庭やホールがあるか
  • 調理室が園内にあるか
  • 延長保育を利用する際に軽食やタ食の用意があるか
  • 使用食材、原材料など確認できる献立表があるか
  • オートロックや防犯カメラが設置されているか
  • 常駐の警備員や保護者証によるセキュリティ対策がされているか
  • 室内の活動スペースの広さは十分か
  • ベビーカー置き場・駐輪場・駐車場があるか
  • アプリなどによる連絡体制が整備されているか
  • 建て替えや移転の予定がないか
  • 施設が清潔か
  • 看護師が常駐しているか
  • 周辺に交通量の多い道路や騒音の発生源がないか

他にも気になることがあれば、あらかじめ調べてみるとよいでしょう。

設備の充実度合いは保育園ごとに千差万別なので、良し悪しを決めつけることなくまずは情報収集のみに徹するのがポイントです。

運営方針

保育園の運営方針を調べ、自分の育児方針や家庭の希望と合っているかを調べます。

同じ保育園であっても、のびのびと過ごしながら友達との関わり合いを重視する保育園もあれば、早期の段階で体操教室・スイミング教室・英語教室などを取り入れて学びを重視する保育園もあります。

また、園の運営元がどこか、過去に大きなトラブルがなかったかを調べるのもおすすめです。

保育料

現在は3歳以降の保育無償化が始まっていますが、未満時の場合は保育料がかかります。

家庭の収入次第で保育料が決まるケースも多く、また地域性によっても左右されるので、相場は大幅に異なります。

また、兄弟がいれば割引が適用されるケースもあるので、保育料をリサーチしたうえで毎月安定して支払えそうな額か調べてみましょう。

3歳以降でも下記の費用は保育料と別途で徴収される園も多いので、必見です。

  • 副食費(給食代・おやつ代)
  • 延長保育料
  • 習い事レッスンの受講料
  • 制服・体操着・カラー帽子などの洋服代
  • のり・クレヨン・画用紙などの文具代
  • 通園バスの利用料
  • PTAや父母会の会費
  • 写真代・動画DVD代
  • 卒業アルバムなどの制作代

また、布団カバーや上履きなど家庭内で用意する必要があるものも多いです。

あらかじめ入園児にかかる費用の概算をチェックしておくことも視野に入れましょう。

先生やスタッフの数・質

先生やスタッフの数・質をチェックし、子どもの安全性を確保できるか調べます。

認可保育園であれば国や市区町村の基準を満たしているので大きな問題はないと予想できますが、同じ認可保育園でも人員の充実度合いは園により異なります。

なかには最低限のスタッフで回している保育園もあれば、給食の調理員や看護師を専任で設置して手厚いフォローをしている保育園もあるのでチェックしてみましょう。

また、園長が常駐しているか、クラス担任が決まっていて常勤しているか、保育者同士のコミュニケーションの印象を見るのもおすすめです。

個別の配慮事項に対応してくれるか

低年齢で預ける場合は、個別の配慮事項にどこまで対応してくれるか相談してもよいでしょう。

食物アレルギーがある場合や常備薬がある場合は、除去できるアレルゲンや看護師による投薬の有無などを事前に確認するのが必須です。

また、離乳食の提供可能形態・冷凍母乳の持参可否・慣らし保育の目安期間を聞いておく方法もあります。

最初のうちは慣れない保育園生活なのでさまざまなことが心配になってしまいがちですが、アレルギーや投薬など重大なこと以外はある程度慣れさせることも相談しておいた方がよいでしょう。

保育園でどのような対応をしているか聞き、納得できるか次第で決めるのもおすすめです。

開園時間(時間外保育の有無)

保育園の開園時間を聞き、無理なくお迎えに行けるかを確認しましょう。

また、開園時間だけでなく時間外保育(延長保育)の有無や土曜保育の有無を確認するのも大切です。

その場合、時間外や土曜日に極端に保育士の数が減らないかなど、細かなポイントも確認しておきます。

夏休み・年末年始・ゴールデンウィーク・祝日に預かってくれるか、開所時間が変動する時期があるかなども検討しておきたい項目です。

家・職場からの距離

保育園ごとに、家・職場からの距離を試算します。

無理なくお迎えに行けた場合の時間だけでなく、雨・雪・台風などの日の送迎方法を検討したり、、ベビーカー・自転車・車での送迎を前提としたシミュレーションをしたりするのも重要です。

いずれのケースでも問題なく送迎できると分かれば、まず申し込みの対象に入れてよいでしょう。

お迎え時間が心配なときの対処法

入園させたい保育園が確定しても、お迎え時間が不安だと復職も不安になってしまいがちです。

また、お迎えに行ける時間が遅く、近隣の保育園にいずれも入園できなさそうな場合は死活問題となるでしょう。

ここでは、お迎え時間が心配なときの対処法を解説します。

残業を免除してもらう

子どもが3歳以下であれば、育児・介護休業法に基づいて残業の免除申請をすることが可能です。

「3歳未満の子を養育している従業員から請求があった場合には、原則として所定労働時間を超えて働かせることはできません」と定義されているので、確認してみましょう。

特に残業の多い企業や、繁忙期に応じて一時的に業務量が増大する企業の場合、あらかじめ相談しておくことが大切です。

気になる場合は復職面談の時期を待たず、早めに相談することもできます。

ただし、業務上必要であり、かつ法律の範囲を超えない残業命令であれば必ずしも断れるとは限りません。

相談しながら、双方にとって支障のない範囲で残業を免除してもらいましょう。

時短勤務をする

フルタイムではなく時短勤務で復職し、勤務時間を短縮しながらお迎えに行く方法があります。

正社員としての立場はこれまで通り引き継がれるので、キャリアへの影響を最小限に抑えることが可能です。

同じ会社でパート・アルバイトとして復職する方法もありますが、福利厚生の利用範囲やキャリア形成に影響することが多いので注意しましょう。

また、パート・アルバイトから正社員に復職するのは難しいことが多く、後悔するワーママが多いことも事実です。

パート・アルバイトでの復職は、どうしても時短勤務で生活が回らなくなった場合に検討するに留めておいてもよいでしょう。

勤務先の異動を願い出る

勤務先が自宅から遠く、通勤時間が長いのであれば異動を願い出るのもひとつの方法です。

近いオフィスに異動させてもらえれば、終業後すぐにお迎えに行けるでしょう。

保育時間が短くなること、家事や育児に割ける時間が多くなることもメリットです。

ただし、異動願いが必ずしも聞き入れられるとは限りません。

職場の人員戦略次第ではこれまで通りの配置になることも多いので、あくまでも相談程度であることを理解しておきましょう。

家族と交代しながらお迎えを担当する

家族と交代しながら、保育園のお迎えを担当するのもおすすめです。

「今日は夫・明日は妻」というようにフレキシブルに変更できれば夫婦で子育てしている実感も強くなり、平等にできます。

祖父母の家が近く、既に仕事をしていない(もしくは仕事の都合がつく)のであれば送迎をお願いすることも念頭に置いてよいでしょう。

ただし、夫や祖父母の都合次第では、必ずしも送迎を依頼できるとは限りません。

お互いの都合が合うとも限らないので、万が一お迎え時間に間に合わなくなりそうなときの対処法をあらかじめ考えておく必要があります。

ファミサポやシッターにお迎えに行ってもらう

「家族と交代しながらお迎えを担当する」という対処法が難しい場合、ファミサポやシッターにお迎えに行ってもらうことも検討しましょう。

ファミサポは市区町村ごとにシステムが異なり、なかには子連れで面談に出向かなければいけない地域もあるので、復職前に登録を済ませてしまうのがおすすめです。

また、シッターもあらかじめ利用しておき、子どもと相性の良いシッターを複数選定しておいてもよいでしょう。

いざというときにパッと手短に頼める存在がいると、気持ちにも余裕が生まれます。

家から近い職場に転職する

通勤時間が長く、かつ異動を願い出ても許可が下りない場合、家から近い職場に転職するのもひとつの方法です。

働く環境が変わるので思い切った決断ではありますが、その分向こう数年の安定した勤務形態を得られます。

ただし、市区町村によっては保育園申請時の勤務先に復職することが前提となっているケースもあるので、事前のチェックが欠かせません。

保育園入園が確定し次第転職活動を始め、復職を待ってから退職するなど、コツが必要です。

ワーママ転職のサポートに強いエージェントでは、育休中転職のポイントを教えてくれるので気になる方は相談してみましょう。

テレワークやフレックスタイム制度のある会社に転職する

テレワークやフレックスタイム制度のある会社に転職し、フレキシブルに働くのもおすすめです。

現職でテレワークやフレックスタイムを使えれば無理に転職する必要はありませんが、制度が整っていなかったり利用のハードルが高かったりする場合、思い切って転職する方法もあります。

前項と同じく、転職のタイミングや入園申し込みの内容には十分気を付けましょう。

また、フレキシブルに働ける職場は応募倍率が高いケースが多く、得意分野を活かした効果的なアピールが欠かせません。

選考通過率を上げるためのコツをエージェントに聞きながら、対策していくのもポイントです。

育休中に転職するコツや注意点

ここでは、やむを得ず育休中に転職しなければいけなくなったときの注意点を解説します。

「お迎え時間に間に合わないので転職したい」「復職できる環境が整っていないので転職するしかない」という方は、ご参考ください。

保育園が決まり次第すぐに転職活動を開始する

転職活動を始める理想的な時期は、「保育園が決まってすぐ」です。

小さな子どもがいて転職活動をしていると、まず聞かれるのは「お子さんはどうするの?」だと思っておきましょう。

既に入園する保育園が決まっていれば子どもの問題は一旦クリアできるので、安心して内定を出してもらえます。

反対に、保育園が決まらず預け先が確保できていない場合、当然ながら「採用しても働けないだろう」と思われます。

一時保育に預ける・夫や両親と協力して面倒を見る、という方法もありますが一時的なものであり、一時保育の空き状況や家族の都合次第では勤務できなくなるリスクが生じます。

まずは子どもの預け先確保が第一ステップだととらえ、働ける環境を整えていきましょう。

無事に保育園が決まったら、本格的な転職活動を開始します。

具体的には、興味のある企業の選考を複数社同時並行で受けながら、内定を獲得していくフェーズに移ります。

育休中の転職を検討するのであれば、復職が決まる前までに内定を得なければいけないのであまり時間がありません。

また、一度復職する場合でも現職での仕事と家事・育児に加えて転職活動までするのは非常に負担が大きいので、可能な限り早めの内定獲得を目指すのが理想です。

転職の情報収集は早めに始めておく

ワーママ転職は子どもの預け先を確保してから始めるのがセオリーですが、情報収集は早めに着手して問題ありません。

特に、キャリアの棚卸し・自己分析・業界分析・履歴書や職務経歴書など応募書類の作成などは保育園が決まる前からでも着手できます。

小さな子どもを抱えながら1日に長時間を確保するのは難しいので、少しずつ進めておきましょう。

なお、上記の準備ができていれば、保育園が決まり次第すぐに選考へ応募できます。

早めに選考が進めばその分内定が出るタイミングも早くなりやすく、生活リズムを整える余裕もできるのでおすすめです。

ワーママ転職に強いエージェントを利用する

ワーママ向けの求人を効率よく探したい場合、ワーママ専門の転職エージェントを活用しましょう。

福利厚生が整っている企業・テレワーク導入済みの企業・ワーママが多い企業…など、一般の総合転職エージェントにはない求人が多いのが特徴です。

サポートしてくれるコンサルタントもワーママの労働事情に詳しく、専門的な立場からアドバイスしてくれるので頼もしい存在となります。

上記で解説したことのうち、保活以外のことは全てワーママ専門転職エージェントで叶えられるので、登録して損はありません。

なお、転職エージェントは完全無料で利用できるのが利点です。

キャリアコーチングサービスと違って料金が発生せず、家計に与えるダメージも一切ないので安心して使いましょう。

保育園のお迎え時間に関する「よくある質問」

最後に、保育園のお迎え時間に関する「よくある質問」を紹介します。

下記に気になる項目があれば、チェックしておきましょう。

Q:一般的にお迎えが多いのは何時頃ですか?

お迎えのピークタイムは、17時から18時頃です。

ただし、保護者の勤務時間・勤務形態に応じて幅が広いので注意しておきましょう。

例えば、パートや時短勤務の人は16時半から17時頃にお迎えにいくことが多いです。

フルタイムで働く人は、17時半から18時半頃にお迎えにいくことが多くなります。

延長保育の利用が前提となることもあり、通勤時間などを加味すると、どうしても夕方遅めの時間になってしまうでしょう。

冬には辺りが真っ暗になっていることも多いため、送迎に使う自転車のライトや保育園バッグの反射テープなどを確認しておくことがおすすめです。

Q:お迎えが遅くなるデメリットは?

お迎えが遅くなることによるデメリットは、下記の通りです。

  • その後の夕飯・入浴・寝かしつけまでの時間に余裕がなくなる
  • 子どもと遊んだり向き合ったりする時間が確保できなくなる
  • 家事のやり残しが増えて手が回らなくなる
  • 保護者の睡眠時間が少なくなって疲労が蓄積する
  • 平日の習い事へ通わせられない
  • 子ども本人が「お迎えが遅くて寂しい」と感じるケースがある
  • 渋滞や遅延によりお迎え時間が閉園間際になってしまうことがある

基本的に、お迎え時間が遅くなると子ども本人・保護者・保育園ともに負担が増えるとイメージしておきましょう。

もちろん閉園ギリギリまで預かってもらいながら働くことも可能ですが、長期的に続けたときに家庭内で無理が生じないか、シミュレーションしておくことがおすすめです。

Q:閉園ギリギリまで預かってもらうことは可能?

結論からお伝えすると、可能です。

ルールの範囲内であれば、罪悪感を覚えず遠慮なく時間外保育の申請をしてよいでしょう。

保育園の先生も仕事として割り切ってくれるので、対応に差が出ることもありません。

また、子どもによっては「先生を独り占めできる時間があって嬉しい」「人が多いときにはできない遊びをじっくり楽しめる」と感じる子もいます。

ただし、閉園時間を過ぎてお迎えに行くのは、よほどの都合がない限りNGです。

交通網の遅れなども計算に入れたうえで、万が一お迎えが遅くなっても確実に閉園時間に間に合うよう、仕事をスケジューリングすることが欠かせません。

あまり頻繁だと保育園側から指摘されてしまうこともあるので、注意しましょう。

まとめ

保育園選びに迷ったときは、勤務時間・通勤時間・保育園の場所から逆算してお迎えにいける時間を基準にするとよいでしょう。

復職後の生活をイメージしやすく、時間に余裕が持てるようになるので帰宅してからの家事・育児もスムーズに進みます。

ただし、今の会社で無理なくお迎えに行くのが難しそうなときは、転職を検討する必要があります。

早めの段階で情報収集を始め、タイミングを逃すことなく転職できるよう、対策していきましょう。